「アーモンドアイ 死亡」の真相とは?歴代最高牝馬の生涯に迫る。

アーモンドアイ 死亡。

競馬ファンならだれもが知っているその牝馬の突然の訃報(!?)

その真相とは…。

アーモンドアイとは?

まずは、アーモンドアイという競馬界において最高レベルとも呼び声の高い名馬を紹介しよう。

アーモンドアイの名前の由来

名前の由来は「美人とされる顔の目の形」からのようである。

色々と奇をてらった名前も多い中、まさに牝馬ならではの名前の付け方。

結果として、申し分の無しの実績を達成し、まさに「名は体を表す」といったところか。

ちなみに、馬の名前の付けたについて調べてみた。

基本的に馬主や、一口馬主クラブは、馬名を財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルに申請して、審査を通過し登録されて初めて競走馬の名前が決定される。

「審査」があることから、馬名は何でもいいわけではなく以下のルールに従う必要があるようだ。

  1. 一文字又は十文字以上の馬名はつけることができない。
  2. 商品名、会社名などを広告のために、そのまま使った馬名はつけることができない。
  3. 中央地方問わず、GⅠ勝馬名はつけることができない。
  4. 中央地方問わずGⅡ、GⅢの勝馬名はその馬が登録を抹消してから10年間はつけることができない。
  5. 中央地方を問わず、現役及び「馬の登録」を抹消後、5年以内は同じ馬名をつけることができない。
  6. 現役競走馬名を逆転したものや1文字だけ変更したもの等、現役競走馬と紛らわしい馬名はつけることができない。
  7. 種牡馬が死亡または用途を変更後15年間は同じ馬名をつけることができない。
  8. 繁殖牝馬が死亡または用途を変更後10年間は同じ馬名をつけることができない。
  9. 馬名としてふさわしくないものはつけることができない。

このように、実はなかなか厳しいルールがある。

アーモンドアイの生い立ち

アーモンドアイは2015年3月10日、北海道安平町のノーザンファームにて、フサイチパンドラの7番仔として誕生した。

当時の繁殖厩舎長によれば「フサイチパンドラの仔は総じて見た目が良く、恵まれた馬体をしていたのですが、その中でも牝馬らしからぬ力強さがあった」と言われていた。

また、ノーザンファームの場長からは「馬体の良さに加えて、放牧地での動きも良く、運動量も豊富で怪我もしないという、まさに超優等生でした。精神面も大人びていると思いました。」とも評されている。

クラブ法人の有限会社シルクレーシングが所有し、愛馬会法人の有限会社シルク・ホースクラブにて、総額3000万円(全500口、1口6万円)で出資会員を募集を実施。

1歳春には、美浦トレーニングセンター所属による管理が決定した。

アーモンドアイの成績

アーモンドアイは、日本馬史上初の芝G1・9勝、史上5頭目の牝馬三冠馬である。

主な成績は2018年の桜花賞、オークス、秋華賞、ジャパンカップ、2019年のドバイターフ、天皇賞・秋、2020年のヴィクトリアマイル、天皇賞・秋、ジャパンカップ。

2018年のジャパンカップでは「2分20秒6」という驚異的なタイムで優勝した。

これは何と芝2400mの世界レコードである。

そして2018年度JRA賞年度代表馬を受賞。

2019年3月30日には、アラブ首長国連邦で行われたドバイターフを勝利し衝撃の世界デビューを果たした。

2020年はコロナウイルスの影響などもあり国内レースに専念。

5月17日ヴィクトリアマイル、11月1日天皇賞・秋、11月29日ジャパンカップを制し日本馬史上初の芝G1・9勝という記録を打ち立てた。

2020年11月29日のジャパンカップがラストラン・引退レースで有終の美を飾った。

ちなみに、アーモンドアイの獲得賞金について、JRAの競走で15億1956万3000円、UAEの競走(ドバイターフ)で3億9570万900円。

総獲得賞金は、19億1526万3900円である。

アーモンドアイの死亡説とは

「アーモンドアイ 死亡」

このワードが世の中に出回った理由は何か。

そして、その真相とは何か。

伝説の有馬記念

アーモンドアイを語る上で、「このレース抜きでは語れない!」というレースがある。

そう、2019年12月22日の第64回有馬記念(G1、芝2500メートルである。

単勝1・5倍と断然の1番人気だったアーモンドアイ。

さて、その結果とは…。

出走馬16頭中11頭がGⅠウィナー。豪華な顔触れがそろった有馬記念(GⅠ)でありながら、最強牝馬アーモンドアイは単勝オッズ1.5倍の断然人気に推された。今回はどんな勝ちっぷりを見せてくれるのか、その走りに注目が集まる。

だがゴール前で喝采を浴びたのは、もう1頭の最強牝馬だった。勝利を手にしたのは、2番人気のリスグラシューだ。

速いペースで流れたレースが、大きく動いたのは2周目の3コーナー過ぎから4コーナーにかけて。大逃げのアエロリットと、そこからやや離れた先行集団を、後続が一気に飲み込んでいく。アーモンドアイもフィエールマンと並んで進出を開始し、その直後には3番人気サートゥルナーリアも迫る。

この時、中団の内で脚を溜めていたのがリスグラシューだ。鞍上を務めるのは、宝塚記念1着、豪G1コックスプレート優勝時に引き続いてダミアン・レーン騎手。リスグラシューを3連勝へ導くためにオーストラリアから駆けつけたのだ。

「コックスプレートからさらに成長していると矢作調教師から聞き、自信を持って乗った。ロスのないラチ沿いを取ることができたので、あとは馬の能力に任せるだけだった」

そんなレーン騎手も驚くほどのパフォーマンスを、リスグラシューは披露する。

直線入口、一気に外へと持ち出されてスパート態勢に移ったリスグラシューは、競り合うアーモンドアイとフィエールマン、そこへ襲い掛かるサートゥルナーリアをまとめて交わし去る。それでもまだ勢いは止まらず、最後は後続を5馬身も突き放してゴールへ。同一年の宝塚記念・有馬記念連覇は史上10頭目、牝馬としては初の快挙だ。

「引退なんて本当に残念な話」とレーン騎手。そう、リスグラシューにとって、ここがラストラン。あまりに衝撃的な強さを見せつけ、彼女こそが最強牝馬とのイメージをファンに残して、有終の美を飾ったのである。

具体的な順位は次の通り。
【レース成績(着順 / 馬名 / 騎手)】
1着 リスグラシュー / D.レーン
2着 サートゥルナーリア / C.スミヨン
3着 ワールドプレミア / 武 豊
4着 フィエールマン / 池添 謙一
5着 キセキ / R.ムーア
6着 シュヴァルグラン / 福永 祐一
7着 レイデオロ / 三浦 皇成
8着 ヴェロックス / 川田 将雅
9着 アーモンドアイ / C.ルメール
10着 エタリオウ / 横山 典弘
11着 アルアイン / 松山 弘平
12着 スワーヴリチャード / O.マーフィー
13着 スティッフェリオ / 丸山 元気
14着 アエロリット / 津村 明秀
15着 スカーレットカラー / 岩田 康誠
16着 クロコスミア / 藤岡 佑介

「アーモンドアイ 死亡」が拡散

このレース結果を受けて、SNS界隈が荒れた。

ツイッターでは…

2チャンネルでは…

スレッド:【有馬記念】アーモンドアイ死亡 wwwwwwwwwwwwwwwwwwww

8
2019/12/22(日) 15:33:59.02 ID:hWX0pVjQ0

今年最後の競馬で皆お通夜を経験するイベント

17
2019/12/22(日) 15:35:36.79 ID:ktPR9Me30

181 アルタイル(岐阜県) [RS] 2019/12/22(日) 07:24:38.01 ID:+DiqaNL30
アーモンドの複勝に300万突っ込んだ
これで新車購入時のオプション増やせる

195 アルタイル(岐阜県) [RS] 2019/12/22(日) 12:10:56.00 ID:+DiqaNL30
来週、契約予定

211 アルタイル(岐阜県) [RS] 2019/12/22(日) 15:30:15.85 ID:+DiqaNL30
うそだろおい

62
2019/12/22(日) 15:41:37.57 ID:SMvga9L+0

59
2600万入れたやついるとか聞いたぞ

97
2019/12/22(日) 15:48:30.58 ID:ZSR1gQi30

小6の息子に頼まれたSwitchライト代の3万を無くしてしまった・・・
正確には有馬で負けたんだが、クリスマスを楽しみにしてた息子を裏切ったルメールを僕は絶対に許さない(´;ω;`)

302
2019/12/22(日) 16:46:20.75 ID:/4aPn+a70

世界中のトレンド

アーモンドアイ
86,771件のツイート
リスグラシュー
69,201件のツイート
#有馬記念
99,113件のツイート

アーモンドアイが来なかったら死亡予告をする人多数の中、結果として来なかった…。

彼らの続報は確認できず。

荒れに荒れたこのレース。

2019年の年末。

師走の忙しさもようやく落ち着きつつある中、ひとときの楽しみのため、馬券を握りしめて興奮に興奮を重ねた猛者たちの悲鳴。

それが、

「アーモンドアイ 死亡」

の真相だったのである。

2022年1月追記情報

2022年1月13日、アーモンドアイに初子が生まれたという情報が入った。

死亡説とは真逆の吉報である。

史上初の芝G1・9冠馬アーモンドアイが13日未明、繁殖牝馬としてけい養されている北海道安平町のノーザンファームで、初子となる父エピファネイアの牡馬を出産したことが分かった。同日、ノーザンホースパークが公式Twitterで発表した。

母子ともに順調。現役時代にアーモンドアイを管理した国枝師は「元気な男馬が産まれたということで、大変良かったなと思っております。お母さんとして、とりあえず一つ目をクリアしてくれたことになるわけだし、今後も母子ともに順調にいってくれたらと思います」とコメントを寄せた。

まだまだ競馬界に残していくことはたくさんある。
あの世に向かうには早すぎる。
これからますますの活躍に期待したい。

2022年5月追記情報

アーモンドアイが、モーリスの子を受胎した。順調にいけば、来春には第2子「15冠ベイビー」が誕生する予定だ。

なお、第1子の出産の様子は、YouTubeのシルクホースクラブ公式チャンネル「名牝アーモンドアイが母になる」で見ることができる。

引退からすでに1年以上が経過しているが、最強の女王への注目度は衰えていない。

現役時代、数々の伝説を作り、多くのファンに愛されてきた名牝の子孫がターフで走る日を心待ちにしている。